空き家の所有者が心配していること・・・富山市を例に
こんにちは。
今回は、富山市の空き家の実態と所有なさっている方々の心配事を記します。
データ・図表は以下を基とし引用します。
(平成29年3月発行 富山市都市整備部住居対策課)
目次
1.今回対象とした「空き家の定義」
2.富山市の空き家軒数
3.外観から見て取れる破損状況
4.空き家のままにしている理由 ベスト3
5.空き家の維持管理に関する困りごと・心配ごと ベスト3
6.空家の活用(改修や除去)の補助金。富山市の例
7.相談先
1.今回対象とした「空き家」の定義とは?
今回対象とした空き家は、建物のうち、居住者のいない建物であって、別荘・倉庫などとして利用されている建物や、賃貸・売却のために空き家となっている建物を除く、「その他の空き家」を主な対象とします。
(総務省の「住宅・都市統計調査」の定義とは異なります)
2.富山市の空き家軒数
町内会からの情報提供に基づき、目視によって確認を行いました。
この結果、空き家とみられる家屋は5,736軒、確認されました。
空き家は、都心地区の周辺部など、古くから住宅地として市街地を形成している地区に特に多く分布しているようです。
高齢化に関連があるのでしょうか?
3.外観から見て取れる破損状況
空き家とみられる家屋5,736軒の状況です。
【外観から確腐朽・破損が認できる空き家の割合(母数は5,736軒)】
(傾き)
軽度の傾きあり 0.6%
著しい傾きあり 0.2%
(損傷・変形)
一部が損傷、変形 17.6%
著しく損傷、変形 1.5%
(剥離・破損)
一部が剥離 14.8%
著しく剥離、破損 1.5%
【管理状況が良好ではないと見られる空き家の割合(母数は5,736軒)】
庭木が繁茂 27.6%
雑草が繁茂 12.3%
ゴミが散乱 11.5%
4.空き家のままにしている理由 ベスト3
空き家のままにしている理由ベスト3は、以下の通りでした。
1位.どうしてよいかわからないので放置している・・・26.5%
2位.売却したいが売れない・・・26.1%
3位.将来的に使うか売却の予定(可能性)がある・・・25.3%
1位の「どうしてよいかわからないので放置している」は、判断がつかないということでしょうか?
色んな思いとご事情がおありのことと拝察します。
しかし、判断の先送りは、近隣にもご子孫にも負担がかかりそうです。
5.空家の維持管理に関する困りごと・心配ごと ベスト3
所有者の困りごと・心配ごと ベスト3は、次でした。
1位.不審者による不法侵入・放火等が心配・・・30.2%
2位.建物や塀が崩壊しないか心配・・・21.0%
3位.遠方に住んでおり、維持管理が難しい・・・19.4%
動物や虫について、および台風などの天災についての具体的な項目がないのは意外でした。
なお、空き家の維持管理が不充でが原因で被害を与えた場合は、個人賠償責任が生じる可能性もあります。
再度記しますが、引用しました資料は「富山市空家等対策計画」です。
6.空家の活用(改修や除去)の補助金。富山市の例
お住まいの地域によって、空き家に関する各種補助金もあります。
富山市の場合は、
補助金の種類と期限などの条件は、
皆さまがお住まいの役所にお問い合わせ願います。
7.相談先
ノンストップサービスの詳しい詳細はこちらまで!
ホームページにて、空き家活用シュミレーションもしております。
ご相談は無料です。
空き家レスキュー119番に、お気軽にご相談ください。
フリーダイヤル 0120-578-309