空き家の軒数(全国・富山・石川)・・・実態(総務省統計局によるデータ)を紹介

こんにちは。

今回は、総務省統計局の空き家データをお示しすることで、実態をご紹介したく思います。

数字中心のブログになるかと思いますが、事実を基に考えていきたいがためのことですので、ご勘弁ください。

(図表引用:総務省統計局サイト)

 

このブログの前半に全国の数字を、後半に富山県と石川県の数字を記します。

 

 

元資料について

 

このブログのデータは、以下に基づきます。

 

「平成 30 年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計 結果の概要」

(平成 31 年4月 26 日(2019年)、総務省統計局発行)

 

※(統計局サイトの説明)
「平成 30 年住宅・土地統計調査における住宅数概数集計の結果」とは,
調査結果を早期に提供することを目的として,住宅総数,空き家の総数等の概数を,確定数の公表に先がけて公表するものです。
従いまして、それ以降に判明した確定数とは若干数値が異なります。

 

 

 

全国の総住宅数は?

 

平成30年10月1日現在における総住宅数は6242万戸

(平成25年と比べ、179万戸の増加です)

以下の図1-1ご参照ください。

 

 

 

 

全国の空き家数は?

 

空き家は846万戸。

総住宅数に占める空き家の割合(空き家率)は13.6%。

平成30年は平成25年と比べ、26万戸(3.2%)の増加となっています。

空き家数は毎年連続して増加が続いており、昭和63年から平成30年までの30年間にかけて452万戸(114.7%)増加しています。

以下の図2ー1を参照ください。

 

 

 

空き家の中でも、「その他の住宅」の割合が上昇

 

空き家は、四つの種類があります。

1.「賃貸用の住宅」・・・新築・中古を問わず、賃貸のために空き家になっている住宅。

2.「売却用の住宅」・・・新築・中古を問わず、売却のために空き家になっている住宅。

3.「二次的住宅」・・・別荘 および残業で遅くなったときに寝泊まりする等たまに寝泊まりしている人がいる住宅。

4.「その他の住宅」・・・上記1~3以外の住宅。
転勤・入院などのため居住世帯が長期にわたって不在の住宅や、建て替えなどのために取り壊すことになっている住宅のほか、空き家の区分の判断が困難な住宅などを含みます。(私たちが日常会話で使う「空き家」に最も近いですね)

 

空き家の種類別割合の推移をみると、平成15年以降「賃貸用の住宅」の割合は低下を続ける一方で,「その他の住宅」の割合は上昇を続けています。

以下の図2-2をご参照ください。

 

 

 

富山県と石川県の総住宅数と空き家数は?

 

 

 

 

平成30年の富山県の総住宅数と空き家数を統計局データから抜き出して記します。

()内の数字は、平成25年です。

 

富山県の総住宅数・・・454,000戸(439,000戸)

富山県の空き家数・・・60,000戸(56,000戸)

富山県の空き家率・・・13.2%(12.8%)

 

なお、空き家率の全国平均は、平成30年が13.6%、 平成25年が13.5%です。

従いまして、富山県の5年間における空き家率は、全国平均と比べて増え方が大きいことになります。

 

ご参考に、隣県の石川県を抜き出します。

石川県の総住宅数・・・537,000戸(520,000戸)

石川県の空き家数・・・78,000戸(77,000戸)

石川県の空き家率・・・14.5%(14.8%)

 

 

今まで記しましたデータ通り、空き家は毎年増加しています。

 

空き家は近隣へのご迷惑になることがあります。

時には、人へ被害を与えることもありえます。

「空き家と個人賠償」をご覧いただけましたら幸いです。

 

 

元資料のリンク先

 

このブログを記すにあたり、基にした図表と文章は以下の通りです。

リンク先→「平成 30 年住宅・土地統計調査における住宅数概数集計の結果」(平成 31 年4月 26 日(2019年)、総務省統計局発行

(資料の数字の根拠となる調査方法や用語の定義は、このリンク先の15ページ以降の付表に記されています)

 

 

 

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